本文へ移動
お問い合わせ
メニュー
接客改善

接客のばらつきを減らす、最初のひと言と引き継ぎの決め方

「案内がなかった」という不満を減らすには、席へ通した後の説明までそろえることが大切です。最初に伝える内容、担当者、迷ったときの引き継ぎ先を決める手順を紹介します。

読了目安 5分

この記事のポイント

  • 席へ通した後は、注文方法と質問先まで案内する
  • 判断できない相談は、回答する人と時刻を決めて引き継ぐ
  • 説明が抜けた場面を記録し、担当や案内方法を見直す
01

「案内がなかった」と言われたら、説明する内容を確認する

紹介する口コミには、席に通された後も注文方法の案内がなかったと書かれています。接客態度の問題とまとめる前に、席への案内から注文までの間に、どの説明が抜けたのかを確認しましょう。

入口で迎える人、席へ案内する人、注文方法を説明する人を順に確認します。担当が替わる店では、誰が何を伝えるかを決めておくと、「ほかの人が説明したはず」という行き違いを防ぎやすくなります。

公開口コミから考える

利用者の声:席案内後の注文説明

声掛けして席に通されるも注文方法などの案内は一切なし。

頂 新橋店口コミ原文 ↗

食べ放題を予約した利用者が、着席後も注文方法を知らされなかったと書いています。店の仕組みに慣れていないお客様には、席に着いた後の説明も必要です。自店では、どの担当者が注文方法を伝えることになっているかを確認できます。

自店で見直すポイント

注文方法、時間制などの注意事項、質問先を、最初に案内する項目としてまとめます。席へ通す担当と説明する担当が違う場合は、まだ案内していない席を共有し、次の担当がすぐに対応できるようにします。

02

最初に、注文方法と質問先まで伝える

最初の案内では、あいさつに加えて「次に何をすればよいか」「分からないときは誰に聞けるか」を伝えます。席へ通しただけで終わらず、注文を始められるところまで説明しましょう。

QR注文なら読み取り方、券売機なら食券を買った後の手順を案内します。時間制や食べ放題の条件も、利用を始める前に確認します。以下は入口での会話例です。約束する時間は、実際に対応できる見込みに合わせます。

03

相談を受けたら、確認結果を伝えるところまで担当する

困りごとを伝えられたら、①話を聞く、②内容を確認する、③必要なら責任者へ引き継ぐ、④結果を伝える、の順で対応します。「注文方法が分からない」と言われた場合は、まずその場で案内し、説明が抜けた経緯は後で確認します。

注文内容の変更など、その場で判断できない相談は責任者へ引き継ぎます。その際は、お客様へ結果を伝える人と時刻も決めます。引き継いだまま連絡が途切れないよう、下のメモで対応状況を共有します。

接客を、申し出を受け止める、内容を確認する、責任者へ引き継ぐ、結果をお客様に伝える、の4段階で示した図解。図解を大きく見る ↗
接客は担当へ渡して終わりではありません。確認した結果をお客様へ伝えるところまで、担当を決めてつなぎます。

表が収まらない場合は、横にスクロールできます。

記入例:接客引き継ぎメモ
手順現場で書くこと記入例次の担当
受け止めるお客様の申し出セット内容が案内と違うとの申告入口担当
確認する確認先と未確認点注文票確認済み/厨房へ内容確認中ホール担当
引き継ぐ判断が必要な理由差し替え可否と提供時間の判断が必要責任者A
完了を伝える伝える結果と時刻12:25までに確認結果を席へ伝える責任者A
04

責任者に確認する場面を決めておく

責任者への確認が必要な場面を、店内で共有します。たとえば、料金への異議、例外的な変更の相談、担当者だけでは答えられない質問です。判断できない内容を、スタッフがその場の推測で答えないようにします。

お客様には「責任者に確認してご説明します」と伝え、戻れる見込みの時間を添えます。確認に時間がかかるときは、約束した時刻に途中経過を伝えます。責任者が不在の時間帯は、代行する人も決めておきます。

喜多方ラーメン坂内大塚店の入口と店頭の案内

参考写真:喜多方ラーメン坂内大塚店の店頭。初来店の人が、入口から注文方法まで迷わず進めるかを確認する視点です。

写真:毒島みるく / CC0 1.0(リサイズ・WebP変換)
05

交代するときは、対応中のお客様をメモで引き継ぐ

休憩やシフト交代の前に、まだ説明や回答が終わっていないお客様を確認します。「二件対応中です」だけでなく、どの席で、何を確認していて、次にいつ声をかける予定かをメモに残します。

引き継ぐ側と受ける側でメモを見て、次に対応する人と時刻を確認します。対応が終わったら同じ欄に結果を追記します。口頭で伝えたつもりでも、記録が残っていなければ次の担当は状況をつかめません。

06

まず一週間、説明が抜けた場面を振り返る

新しい手順は、まず一週間を目安に試します。着席後に注文方法を説明できたか、料金や時間制の条件を伝えたか、対応中の相談を次の担当へ引き継げたかを記録します。説明を始めるタイミングは、自店の接客の流れに合わせて決めます。

一週間後は、口コミの点数だけで成果を判断せず、説明が抜けた場面を見直します。混雑時に案内が遅れるなら担当を分ける、内容が長すぎるなら案内カードを使うなど、原因に合った変更を一つ試しましょう。

接客 TAG

接客への指摘が見られる店舗

実際の口コミ本文から、スタッフ対応、受付・案内、説明、態度への改善要望を確認できた店舗を整理しました。

Google評価2.5以下・口コミ20件以上
高確度:明確な記述中確度:文脈から判定
ちばレディースクリニックの店舗掲載写真Google評価 2.1
滋賀県 草津市 ・ クリニック・医院

ちばレディースクリニック

#スタッフ対応高#受付・案内高#説明中#態度・言葉遣い高

改善ポイント接客対応

口コミ 44件店舗ページを見る →
報徳会宇都宮病院の店舗掲載写真Google評価 1.9
栃木県 宇都宮市 ・ 病院

報徳会宇都宮病院

#スタッフ対応高#説明高#態度・言葉遣い高

改善ポイント接客対応

口コミ 45件店舗ページを見る →
苑田第一病院の店舗掲載写真Google評価 1.9
東京都 足立区 ・ 病院

苑田第一病院

#スタッフ対応高#説明高#態度・言葉遣い高

改善ポイント接客対応

口コミ 324件店舗ページを見る →

確認チェックリスト

  • 席への案内後、誰が注文方法を説明するか決めた
  • 初めて来店するお客様にも分かる注文案内を用意した
  • 時間制や追加料金など、利用前に伝える条件を整理した
  • 責任者に確認する場面と、不在時の代行者を決めた
  • 対応中の相談と、まだ確認できていない点をメモに残した
  • 交代時に、次に対応する人と声をかける時刻を確認した
  • 説明が抜けた場面を振り返り、手順を一つ見直した

まとめ

接客をそろえる第一歩は、「丁寧に対応する」という呼びかけではなく、説明する内容と担当を決めることです。まずは席へ案内した後の注文説明を見直し、相談を引き継ぐときは、回答する人と時刻まで共有しましょう。